玉川さんの復帰はないのか

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のテレビ論(8

私は、朝食までの時間を利用して、診察室で朝刊(朝日と読売)を流し読みし、仕事(事務処理)か外国語等の勉強を行うこととしている。9時の診療開始の前は、軽い朝食(基本的には、コーヒーと納豆とヨーグルトのみ。時にプラスα)を摂りながら、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」を観るのが、月曜~金曜の朝の日課なのだ。診療が始まるので、もちろん最後までは観られず、「主要議題」が新型コロナ関連など関心事の場合は、録画して、昼休み時か夜に観ることにしている。

斎藤ちはる→森山みなみと二代続けて美女アナがアシスタントで番組に花を添えているが、なんと言っても、興味は玉川徹氏の歯に衣着せぬコメントである。行政や政治に対してかなり辛辣な意見もあり、もちろん彼に対しての毀誉褒貶はあるが、私も含め多くのファンがいるに違いない。あの勇み足―電通発言―さえなければ、今も、当番組の最重要コメンテーターであり続けていただろう。残念でならない。

玉川徹さんは、京都大学農学部農業工学科卒、同大大学院修士と理系出身であるところに東京大学工学部工業化学科卒の私は勝手に親近感を抱く。更に、番組内で度々見せる「健康オタク」らしい発言にも医師の私は興味を持ってしまう。特に、ためになるのが、彼専用のコーナー「そもそも総研」。今後はこのコーナーもなくなってしまうのだろうか。テレビ局の社員でありながら情報番組のレギュラーコメンテーターという異色の人材(文系・理系双方の資質を有し、政治・経済・文化・科学・医学等にこれだけ博覧強記ぶりを発揮できる)はほかにいるのかしら。有名芸能人を出演させるには高いギャラを払う必要があるはずで、経営的には彼はテレビ朝日に多大な貢献をしてきたと言える。しかし、玉川さんから極めて真摯な謝罪がなされても、同局はさすがに今回ばかりは電通や世間を敵に回すことができなかったのであろう。

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