「一番新しい近現代史」

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の勉強論(27)

〈私の至福の時間〉

 毎週土曜午後1時過ぎまでの診療を終えて、ほっとしてコーヒー飲みつつ大好きなテレビ番組の録画を観る。私にとって週1回の至福の時間である。その番組とは、何年も前から放映されている関口宏の日本史番組(BS-TBS土曜12:00~12:54)だ。

〈近現代史リターンズ〉

 当該番組の始まりは、2019年秋からの「関口宏のもう一度!近現代史」(「関口宏のもう一度!近現代史」 | 河辺啓二 kawabekeiji.com)だったが、

その後「関口宏の一番新しい~」として、2022年春から古代史

⇒中世史(またまたおもしろい関口宏の「日本史講座」 | 河辺啓二 kawabekeiji.com

⇒江戸時代(今「江戸時代」がおもしろい! | 河辺啓二 kawabekeiji.com)

と来て、あぁ、これで完結、つまり私の至福タイム終了かなと思いきや、うれしいことに2025年春から「一番新しい近現代史」がスタートしたのだ。まぁ、前回の「近現代史」から6年経ったし、担当の先生もあの大ベテラン保坂正康先生からぐんと若返って、小泉悠東大准教授と岩間陽子政策研究大学教授の二人だ。前回の保坂先生もよかったが、今回の両先生の話も非常に勉強になる。当時の日本と世界との関係史、更には、まさに現在進行形のウクライナ戦争との類似性などを説いてくれる。

〈学校の歴史教育に利用されているのかな〉

 こんなにも優れているテレビ番組なのだが、中学や高校では観るように勧められているのかな。私の子らはとうに高校を卒業していて、最近の学校の社会や日本史の先生方が生徒に勧めているのかどうかの現状はわからない。理系だったため、日本史をあまり勉強しなかった(勉強する余裕がなかった)私にとって、楽しみながら教養を深めることのできる素晴らしいテレビ番組なのである。