私、河辺啓二がTV出演のオファーを断らない理由
 

私の4冊めの本でも述べたとおり、群馬県太田市の利根川河川敷の産業廃棄物不法投棄事件(他に栃木県足利市でも同様の事件が起きている)は、政治・行政・業界(ヤクザを含む)の「悪のトライアングル」の仕業であることは間違いない。特に、黒幕の首謀者は、自らの利益のためには国民・市民の健康などどうでもよいと考える腐敗政治家であることは明白だ。私は、自らの命に危険が及ぼうとも、この問題を広く世に知らしめたいと思っている。

なぜなら、私には確固たる三つの理由がある。まず、自分は医師なのだから、多くの人たちの健康が害されることを見逃すことはできないこと、そして、私自身「公」の中に十年ほど身を置いていただけに「公」の不正を許すことは耐え難いことが挙げられる。更には、私の義父が産廃不法投棄を目撃して「公」に通報するも無視されており、現在でも生命の危険にさらされているのである。

今まで、この事件を、新聞・雑誌の取材やTV出演の際などに知り合った、大手全国紙の論説委員や記者、著明なジャーナリスト、そして国会議員の方々に(拙著を進呈するなどして)伝えて来た。しかし、誰もが動こうとしない。みな、「保身」の姿勢なのだろうと私は推測している。

こうなると、私自身が名前とカオを売るしかない。知名度を上げないと、(無名のままの私がいくら騒いだところで)世間の人たちはこの事件に関心を持ってくれないのだ。

以上の理由から、TV出演のオファーがあれば、よほどのことがない限り、私はお受けしてまいる所存である。

利根川河川敷の産業廃棄物不法投棄事件とは
 





To be continued