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2人めの理系宰相に期待?

2010.06.09

・・・・・・・・河辺啓二の政治・行政論(4)


〈宰相はツライよ、でもなりたい?〉

たった8か月半で鳩山内閣は終わった。それにしても、首相という職業は、あらゆる職業の中で最も悪口・批判を浴びるものであろう。麻生前首相、いや元首相だって、デビュー時は「人気者」だった。鳩山首相は、政権交代の初っ端だけに期待が大きかったものだ。

それが、就任数か月後の「母親からのお小遣い」問題発覚頃からから酷評され始めた。極めつけが沖縄基地移転問題だ。政府・与党をケチつければよい野党って精神的には気楽に違いない。政府批判の先鋒だった長妻議員だって厚生労働大臣になったとたんおとなしくなって、最近は全くテレビでお目にかからない。


〈鳩山→菅は既定路線か〉

鳩山首相辞任の決定打となったのが普天間問題だが、私には若干奇妙に思えることがある。政府の施策にはそれぞれ所管省庁がある。米軍基地問題といえば、防衛問題という観点から防衛省、外交問題の観点から外務省が所管しているはずなのだが、この普天間問題で、首相だけが矢面に出て、なぜか防衛大臣と外務大臣の顔がほとんど出て来なかった印象がある。防衛省・外務省を超えた国家的大問題なので、あたかも首相専管事項となったのか。「Trust me」、「腹案」、「5月末までには解決」など空手形を切ったのが首相自身であるからなのか。いずれにせよ、防衛大臣と外務大臣は表だって首相擁護するほどでもなく、沖縄県民及び国民からのバッシングを受けることもなかった。同様に菅副総理は「鳩山総理を支えてきた」と一応評されているものの、やはり、普天間問題ではメディアに全く登場していない。というか、この8か月間、ほとんどメディアに現れず「なりを潜めて」いた感がある。支持率急落の際、表に出るのは(鳩山総理同様にバッシングを受ける公算大だから)次期総理になるためにはマイナスだと判断したためであろう。このことは野党となった自民党の石破氏が菅新首相を非難しつつ述べていた。

まぁ、一国の宰相というのは、政治の道に進んだ者にとっては最高のゴールであり、このような「手練手管」(?)くらいしかたないかなとも思う。それくらい強(したた)かな「策士」でないと首相の重積は果たせないのかもしれない。


〈菅新総理に期待する理由〉

 私個人的には同じ東大工学部の先輩だけに期待はしていた。これまでの文系宰相とは違うぞというところを見せてほしかった。横柄尊大でなく真面目な人柄なのに、そんなことは首相の資質には無関係とばかりにバッシングを受け続けたものだ。今度の菅直人首相は、東工大理学部の物理出身だ。鳩山前首相と異なるのは、政治家名門一家の超お坊ちゃま育ちの学者上がりでなく(その前の安部・福田・麻生各元首相も世襲議員だったが)、サラリーマン家庭に育った市民運動家出身という逞しさだろうか。

高学歴ではあるが、鳩山氏のような超サラブレッドでなく、落選3回のいわば「たたき上げ」の政治家というところが、国民の好感を得て内閣支持率急上昇の一因にもなっている(「小沢外し」が主因だろうが)。かつて厚生大臣時の薬害エイズ問題で見せた猪突猛進さを首相でも発現できるだろうか。興味津々だ。


〈昨夏の総選挙はナンだったのか?〉

そもそも、昨夏の民主党に圧勝させたのは誰だ?われわれ国民が悪いのではないか。「比例」で全く期せずして(棚ぼた)当選した新人議員たちは、この8か月半の間、お給料に見合うお仕事をしてくれたのであろうか。このあたりは全くメディアに出てこない。
自民党政治に「ウンザリ」極限になった国民は、とにかく他党に頼りたかった。それに加えて「子ども手当」「高速道路無料化」「高校授業料無償化」など財源のアテもない甘い甘い公約で(その頃は普天間問題はあまり注目されていなかった)一般国民を引っ張り込んだ。その果てが猫も杓子も民主党に投票してしまった。

ときあたかも不景気風がビュービュー吹き荒れ、「貧困」という言葉が人口に膾炙し、小林多喜二の「蟹工船」が売れているというのに、共産党の当選議員数は全く増えなかった。日本国民の「民度」は低いのだろうか。民主以外の(当時の)野党にもっと票が入るべきだった。

今回の民主党支持率急上昇(20%弱→60%台)も、ちょと異様な気がする。日本国民は「心変わり」しやすい民族なのか。それとも柔軟性に富んだ国民なのか。


〈政治は「政治主導」が当たり前でないのか〉

だいたい「政治主導」って何だ?国会議員の先生方が政治やるのは、もともと「政治主導」が当たり前だろう。官僚バッシングは国民のウケ狙いにしか見えない。

「脱官僚」「脱官僚」とまるで官僚が悪者かのような印象を与えながらも、財務省とは結託して政権運営してきたのが、これまでの民主党政権だ。最近、やっと、官僚をたたくより官僚と協調して仕事すべきだと考えるようになったが、当然だろう。

〔菅首相は、財務大臣時に国会答弁で「消費性向」とか「乗数効果」とか経済学用語を問われて狼狽えたそうだが、財務相のポストにありながらちょっと情けない。これらの用語は経済学部専門課程1年めで学ぶ極めて基礎的な専門用語なのだ。国会答弁時官僚を外しておいたために大恥かいたことで「学習」した? かつては「霞が関の官僚は勉強はできても大バカだ」と話していたものだが・・・。〕

7月は参院選、9月は民主党代表選と、菅内閣が短命となる可能性は十分ある。「どうせ内閣支持率が逓減していくだろう」という冷めた予測もあるが、1年くらいは続けてもらいたいものだ。