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記事一覧

「1日3食をやめなさい!」を読んで10kg以上減!!

2015.01.24

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のダイエット論(4)

ダイエットをしては、リバウンドという人は多いだろう。かく言う私も、これまで成功しては、ずるずると元の体重に戻ってしまうことは何度かあった。「どうせ、また前回のダイエット法をすればダイエットできるさ」という慢心があったことは否めない。しかし、年齢が上がるにつれてだんだん効果が減少していくことに気づいた。前回と全く同じことをしても、あまり体重が減らないのだ。加齢に伴う代謝低下だろう。
昨年の人間ドックで診てもらった医師に「私は1日2食しか食べない。年取ったら3食摂るべきでない。」と主張される先生がいた。確かに年齢は70歳くらいになってそうだが、お腹は出ていないし、スタイルがよく、若々しかった。「う~ん、説得力あるな」と思っていたら、後日、新聞広告で
『1日3食をやめなさい!』(内海聡著、あさ出版)
という本が出たのを知り、早速購入し、読んでみた。
非常に参考になった。安く売られている食べ物は、カラダに悪い保存料や添加物が多く含まれている。保存がきかない、本当にカラダによい食べ物は、そのぶん、価格が高くならざるを得ない。しかし、1日3食を1食にすれば、1日当たり同じ食費とすれば、1回当たりの食事代は3倍もするイイものが食べられるというわけだ。
そもそも日本で1日3食なんていう習慣は、江戸時代後期頃からか、たかだか200年くらいのものらしい。それ以前は1日2食だったようだ。
これこそ最高のダイエット法だと確信し、昨年秋頃から1日1食~2食を実行。すると、見る見る体重は減少していった。
夏頃は74kg~75kgあった体重が、10月には73kg→71kg、11月には70kg→68kg、12月には67kg→65kg、そして1月現在には63kg台にまで達した。体重が軽くなると、疲れにくくなり、「調子いい」という実感が強まる。
食事の回数が減ると、そのぶん、他の有意義な時間に充てることができる。浮いた数十分の時間を仕事、趣味などに活用できるのである。

高視聴率TV番組「ドクターX」はやり過ぎ

2014.12.06

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二のTVドラマ論(7)

前回シリーズに引き続き、20%以上の高視聴率をたたき出している、テレビ朝日「ドクターx~外科医・大門未知子~」。確かにおもしろいが、最近やり過ぎの感が否めない。
何年か前なので第1シリーズのことは正確には覚えていないが、当初は、いわゆる「外科」、つまり消化器外科だったと思う。しかし、最近の大門未知子は、腹部の消化器外科はもちろん、脳外科、呼吸器外科、心臓外科、泌尿器科、産婦人科、整形外科、更には獣医の手術までこなしている。甲状腺の手術もあったが、専門は耳鼻咽喉科・頭頚部外科のはずだ。そのうち眼科の手術もやってしまうかも。
眼の手術までやっていたブラック・ジャックを思い出す。そういえば「Dr.コトー」も広範囲の手術していたなぁ。まぁ、ブラック・ジャックは典型的な漫画だったし、Dr.コトーは離島で他に医者がいないから何の手術でもやっていたと思えば、百歩譲ってOKとしよう。
でも、大門は、大病院にいて、周りに細分化された専門外科医が多数いるはずだ。その専門外科医より、あらゆる分野で大門のほうが手術がうまいというのは、余りにもムリがある話だ。その点、「医龍」は、おおむね心臓外科だけを扱っており、まともだった。
私が危惧するのは、全くの医療素人が、外科医はいろんな手術ができるんだというとんでもない誤解をしてしまうのではないかということだ。実際に、そう思っている人がいるようである。まぁ、テレビドラマだから、私みたいにクソ真面目に考える人間はいないかな(笑)。
〔追記〕
昔の少年時代、タイガースが好きだった私としては、(主役の米倉涼子の美脚には興味ないが)袢纏着て茫洋とした演技をする岸部一徳に大いに興味をそそられる。彼は、元々、ベースギターの名手なのだ。

日本一カッコイイお爺さん「高倉健」

2014.11.24

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の映画論(5)

日本一の映画スターと言っても過言ではない高倉健が83歳で亡くなった。11月10日に悪性リンパ腫でなくなるも、公表されたのは1週間以上も後の18日であった。その頃、マスコミは衆議院解散、総選挙の話題が中心だったが、突如の「巨星落つ」の訃報で、数日はこちらのほうのニュースが大きくなった。私も政局報道より高倉健報道のほうが気になった。そういう人も多かったと思う。
私よりもう少し世代の上の男性たちにとって大きな衝撃であったろう。高倉健若き頃は、いわゆるヤクザ映画で一世を風靡していた。そういう映画を観て痺(しび)れていた世代だ。私はヤクザ映画を観たことがない。高倉健の映画を初めて観たのは、一昨年の「あなたへ」だった。モノマネのネタにつかう大滝秀治(没年87歳)の遺作は高倉健の遺作にもなった。亡くなった妻を演じる田中裕子が50歳代で、刑務所の技官という現役公務員役だから、おそらく60歳代前半~半ばくらいという年齢の設定ではなかったか。当時81歳の高倉健がなんの違和感もなく60歳代前半を演じていた。背筋はピンとし、お腹は全く出ていない。要するにカッコイイと若く見えるということだろう。年寄り役がよく似合う大滝秀治ではムリがある。
あんなに若く元気そうな高倉健が亡くなるなんてと思うも、83歳といえば、日本人の平均寿命をとっくに越え、多くの同世代の男性は既に鬼籍に入っているか、寝たきり老人となっている。加齢とともに強くなって行くガン細胞が、彼の体内で活発化することもやむを得ないかもしれない。
高倉健主演の映画は、映画館で観たのは、上述の「あなたへ」のみで、昨年当たり、DVDの「幸福の黄色いハンカチ」を、この1週間で追悼TVの「南極物語」「駅STATION」、そして再度「あなたへ」を観た。いずれも、よき「日本の映画」だなぁという感想だ。数々の賞を取った「鉄道員(ぽっぽや)」をいつか観たいと思う。
私を含む多くの中年以上のオトコたちは思う。年取ったら高倉健みたいにカッコイイお爺さんになれたならぁ――まぁ、実現不可能だけど。

1966カルテット~ビートルズクラシックス

2014.10.12

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・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の音楽論(10)

高校生時代からビートルズマニア歴ウン十年の私だが、最近違ったテイストのビートルズにはまっている。「1966カルテット」という、クラシック楽器でビートルズを演奏するグループだ。1966というのは、ビートルズ初来日の1966年から来ているらしい。1966年よりはるか後に生まれたうら若き女性4人(全員細い!)は、第一バイオリン、第二バイオリン、チェロ及びピアノという編成だ。いわゆる弦楽四重奏とは若干違う。ビオラでなくピアノが入っているからこそ、バラエティーに富んだビートルズの数々の名曲が見事に奏でられる。
確かに、ビートルズには、主にポール作曲だが、「イエスタデイ」や「エリナー・リグビー」のような、ロック・グループとは思えないクラシック楽器が前面に出た代表作品があるが、1966カルテットは、これらのみならず全ての(ハードロック的なものも)曲をクラシック楽器で表現している。
ビートルズの音楽は、かつてのアナログレコード時代からCDすべて何回も聴いてきた。ポール・マッカートニーの来日コンサートも何回も行った(今年は残念だったが)。レイン、ファブフォー、レットイットビーといった外国のプロコピーバンドの来日コンサートも行った(もちろん、ライブハウスのようなところで日本人のコピーバンドの演奏も幾度も聴いた)。「ジョンレノンスーパーライブ」での日本の一流ミュージシャンの演奏も楽しんだ(今年はなぜか中止で、残念)。
でも、今度のようなクラシックテイストのビートルズの音楽は、改めていいものだと感じた。有線放送などでもストリングスのビートルズ(フィギュアスケートの高橋選手の演技の際にも使われていたようなものだ)は何度となく聴いたことがあるが、今回のナマのすばらしい演奏を聴いてCDを購入する気にまでなったのである。
彼女たちの演奏を聴いて、改めて「美しい」「名曲だ」と感じたのは、「イエスタデイ」と「ロング・アンド・ワインディング・ロード」。ポールの曲創りの才能は、ベートーベンやモーツァルトに匹敵するのではないかと感嘆してしまう。
〔ちなみに、1966カルテットは、ビートルズのみならずクィーンやマイケル・ジャクソンもカバーしており、CDも出ている。9月のコンサート後のサイン会のとき、メンバーに「ビートルズと並ぶとされるロック・グループのローリング・ストーンズはやらないんですか?」と問うてみた。彼女は「う~ん」と考えていた風だったが、ビートルズほどの「美しさ」に乏しいストーンズサウンド(いわゆる「カッコイイ」)はクラシック技法に馴染むかなぁ・・・と感じざるを得ない。〕

オンナはしぶとし、オトコは弱し

2014.09.13

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・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の社会論(16)

眼の網膜組織の再生手術に成功するなど、iPS細胞の臨床応用がいよいよ本格化する一方で、今年の初め、日本中(海外も)沸かせたあのSTAP細胞のほうは「敗色濃厚」となっている。先月には、一時は「シンデレラガール」だった小保方晴子氏を指導する直属の上司である笹井芳樹氏が52歳で自ら命を絶った。36歳の若さで京都大教授となるなど大秀才で日本を代表する医学者だった。同じような研究分野で、同じ京大の山中教授がiPS細胞でノーベル賞受賞に輝いたことへの焦燥がSTAP先走りの結果となったと勘ぐられても仕方ないかもしれない。山中氏は神戸大医学部卒、笹井氏は京都大医学部卒なので自分のほうが京大「生え抜き」なのにという心理もあったかもしれない。

秀才は打たれ弱い、ともいうが、そもそも、自殺するのは女性より男性が多いのではないかと思い、ネットで調べてみた。
すると、ほとんどの国で女性自殺率より男性自殺率のほうが高いことがわかった。標記の表は、男女合計自殺率の高い国の1位~10位(98国中)だ。残念ながら日本は、堂々6位にランクインされている。ただ、男性自殺率が女性のそれの2.6倍もあり、しかも、その「男女格差」は、世界の中では(特に旧ソ連・旧共産圏諸国に比して)決して大きいほうではないことに驚いた。
 
要するに、ほとんどの国、民族においてメスよりオスは精神的に脆弱であるということだ。肉体的には、女性は男性より強いとはわかっていた(筋力や運動能力は別もの)。なにしろ生物体の再生産が可能なのはメスだし、無限に近い精子の数と有限数の卵子に鑑みれば、オスは少々死んでもメスが生き残るほうが「種の保存」には重要なのだ。神は、メスの生命力をオスより逞しくつくり給われたのだ。だから女性のほうが男性より寿命が長いのである。
肉体と精神はリンクしているのか、オンナはオトコより肉体だけでなく精神も強靱につくられている。

日本人の心を摑んでいる洋楽ナンバーワンは、やはりポール・マッカートニー

2014.08.30

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・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の音楽論(9)

「サンデー毎日」8月31日号におもしろい記事が掲載されていた。読者1700人余のアンケート「人生で心に残っている音楽を邦楽、洋楽で1曲ずつ挙げてください」の結果だ。邦楽は前回号で発表されている(ちなみに、トップは、美空ひばりの『川の流れのように』)。今回の洋楽(クラシック音楽も含む)は、やはりというべきか、ビートルズのツートップ(『レット・イット・ビー』『イエスタデイ』)である。上に掲げた記事から、総合ランキング上位32曲の中でアーチスト別に、ランクイン曲数と総得票数を集計してみると、以下のようになる。

〈アーチスト別ランキング〉
①ビートルズ 5曲 106票
(ジョン・レノンの『イマジン』(4位:25票)も含めると6曲で131票)
5曲中、ポールとジョンの共作は『抱きしめたい』(21位:6票)のみで、『レット・イット・ビー』(1位:44票)、『イエスタデイ』(2位:39票)、『ヘイ・ジュード』(10位:12票)、『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』(26位:5票)の4曲ともポールの単独作曲・ソロボーカルである。4曲の総得票数はちょうど100票だ。
②カーペンターズ 2曲 36票
わずか2曲だが、どちらも『イエスタデイ・ワンス・モア』(6位:21票)、『トップ・オブ・ザ・ワールド』(8位:15票)と上位。
個人的には、『クロース・トゥ・ユー』が好きなのだが・・・。
③イーグルス 2曲 34票
日本で売れた、外国アーチストのレコード数では、ビートルズ、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクルが御三家だということを聞いたことがあるが、サイモン&ガーファンクルを1票差で上回ったのがイーグルス。なにしろ特大ヒット曲『ホテル・カリフォルニア』がビートルズのツートップに続く第3位、29票を集めた。もう1曲は『デスペラード』(26位:5票)だ。
④サイモン&ガーファンクル 3曲 33票
私が中学生の頃、洋楽に目覚めて、ゼーガーとエバンスの『西暦2525年』やレターメンの『涙のくちづけ』の英語の歌詞を覚えたりしていたが、その後ハマッたのがこのサイモン&ガーファンクル。高校生のとき、少ない小遣いから彼らのLPレコードを買っていったものだ。(ビートルズに傾倒したのは、その後のこと)
3曲の内訳は、なんと言っても『明日に架ける橋』(7位:19票)、そして『サウンド・オブ・サイレンス』(17位:8票)、『コンドルは飛んで行く』(21位:6票)である。
個人的には、とても美しいメロディーとハーモニーの『スカボロー・フェア』がランクインしていないのは意外と感じた。
⑤ビリー・ジョエル 2曲 23票
『ストレンジャー』などのヒット曲が多数あるが、ランクインしたのは、『オネスティ』(8位:15票)と『素顔のままで』(17位:8票)であった。ビートルズの影響を受けたと思われるビリーのサウンドは日本人にも受けている。
個人的には、ノリがよくてカラオケでも歌いやすい『ガラスのニューヨーク(You May Be Right)』がお気に入り。
⑥ベートーベン 2曲 21票
ここでクラシック最高峰が登場。『交響曲第9番』(15位:9票・・・言わずと知れたあのダイク)より『交響曲第5番』(10位:12票・・・ジャジャジャジャーンの「運命」)が上位だったのは意外。

以上、総合ランキング上位32曲中、2曲以上ランクインしているアーチストについて述べた。
他の超有名アーチスト、フランク・シナトラ(『マイ・ウェイ』5位:24票)、マイケル・ジャクソン(『スリラー』10位:12票)、クイーン(『ボヘミアン・ラプソディ』15位:9票)、シカゴ(『素直になれなくて』26位:5票)、エルトン・ジョン(『ユア・ソング』26位:5票)と、「一発屋」でもないのに(多数ヒット曲があるにもかかわらず)ランクインは1曲だけであった。
クイーンの代表曲は『伝説のチャンピオン』『ウィ・ウィル・ロック・ユー』と思っていたのだが・・・。カラオケで洋楽リストを見ると、サイモン&ガーファンクルやカーペンターズは数十曲しか載っていないのに、クイーンはビートルズ並みに数百曲掲載されており、日本でのクイーンの人気は大変なものだと思っていただけに、わずか1曲しかランクインしていないとは・・・・。
 
〈なぜか選に漏れたアーチストたち〉
大ヒット曲があるにもかかわらず1曲もランクインしていない大物アーチストについて述べてみよう。もちろん、私の独断・偏見・趣向によるものである。
Ⅰ ローリング・ストーンズ
あれほど日本でのコンサートで何万人もの観客を集める人気グループなのだが、1曲もランクインしていないとは・・・。「人生で心に残る音楽」という観点では除外されてしまうのか。『サティスファクション』『黒くぬれ!』『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』などカッコイイ曲が多いが「心に残る」美しいメロディアスな曲というと・・・。『アンジー』でもイマイチかなぁ。
Ⅱ ビージーズ
『マサチューセッツ』などの初期のヒット曲、大ブームを起こしたディスコサウンド『ステイン・アライブ』『ナイト・フィーバー』などノリのいい曲はともかく、『ジョーク』『ホリデイ』『愛はきらめきの中に』などの美しい曲さえも選ばれず。
Ⅲ エルビス・プレスリー
『この胸のときめきを』くらい入っているかと思いきや、ゼロだった。今回のアンケート対象者は、40歳代~60歳代が中心で、プレスリー世代よりやや若いビートルズ世代だったためだろうか。
Ⅳ ポール・マッカートニー(ソロ)
ビートルズ時代に作った曲が圧倒的大勝利を収めているわりに、ソロ時代の曲は選ばれず。『マイ・ラブ』『バンド・オン・ラン』『心のラブ・ソング』など多数の全米ナンバーワンヒット曲があるものの、ビートルズ・ソロメンバーでは、ジョン・レノンの『イマジン』のみ、それも4位という上位ランクインである。まぁ、天才ポールといえども、ビートルズ解散後の20歳代終盤、30歳代以降は、若いときほどの溢れる才能がやや翳ったのかもしれない。確かに耳に残りやすい曲が多く、大ヒット曲連発の実績はあるのだが、『レット・イット・ビー』『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』のような荘重な名曲、『イエスタデイ』のような美しい名曲に肩を並べるほどの作品はできなかったようだ。
私見だが、ジョンの作った曲の中で、最もカッコイイ曲はビートルズ時代の『カム・トゥゲザー』、最も美しい曲はソロ時代の『ラブ』だと思っている。
Ⅴ ボブ・ディラン
名前は相当知られているのに、1曲もなし。海外で評価の高い『ライク・ア・ローリング・ストーン』も『風に吹かれて』も、一般日本人の心には残りにくいようだ。
Ⅵ ダリル・ホール&ジョン・オーツ
『キッス・オン・マイ・リスト』、『プライベート・アイズ』、『マンイーター』など全米ナンバーワンヒット曲を多く出しており、また、日本での人気も高かったわりには、ランクイン曲ゼロ。年代的にもファンがいてもよさそうなのだが?
Ⅶ アース・ウィンド・アンド・ファイア
『宇宙のファンタジー』、『セプテンバー』『ブギー・ワンダーランド』など、日本人にも馴染みの曲も多いし、全米R&Bナンバーワン曲を多数出しているが、ランクイン曲はなかった。このグループも、年代的には好きな日本人が多そうに思えるのだが・・・。
Ⅷ 1970年代に一世を風靡した「ニューロック」など
アンケート回答者の年齢層を見ると、私と同じ頃に青春時代を過ごした人が多いと思う。ビートルズやサイモン&ガーファンクルが解散した後の1970年代に、私たち青少年の間で流行した洋楽といえば「ニューロック」(今では「死語」か)だ。CBSソニーからはその頭文字どおり、シカゴ、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ、サンタナがヒット曲を出した。この中でシカゴはランクインしているものの、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズの『スピニング・ホイール』もサンタナの『ブラック・マジック・ウーマン』も選ばれなかった。
シカゴ以外の「ニューロック」では、総合部門でなく男性部門の下位にやっとレッド・ツェッペリンの『天国への階段』(私には『移民の歌』のほうが馴染む)がランクインしているくらいだ。私たちが少年時代聞いて感動したあのピンク・フロイドの『原子心母』も、クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング(C ,S, N&Y 個人的には『キャリー・オン』が印象的)も、グランド・ファンク・レイルロード(個人的には『ハートブレイカー』がよかった)も無視されている感じだ。
「ニューロック」の範疇ではなさそうなフィフス・ディメンションの『輝く星座/レット・ザ・サンシャイン・イン』も、もうちょっと古いがアメリカでの評価は高いビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』も、ランク表で見当たらない。イギリスではビートルズ、ストーンズと並び称されるザ・フーも見当たらず。
古いと言えば、ポール・アンカもニール・セダカもなかったなぁ。
Ⅸ 女性アーチスト
女性ボーカルが中心のアバ、そしてソロのシンディ・ローパー、シーナ・イーストン、オリビア・ニュートン・ジョン、ホイットニー・ヒューストンなど名だたる女性アーチストが選ばれず、カレン・カーペンターの歌がメインのカーペンターズが目立つ程度で、あとはマヘリア・ジャクソン(『アメイジング・グレイス』17位:8票)など僅かである。

〈日本人好みの曲とは〉
ランキング表を眺めていて気づくのは、「日本人はピアノ曲に弱い」というのは本当かもしれないということだ。ポールの『レット・イット・ビー』(1位)、『ヘイ・ジュード』(10位)、『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』(26位)、ジョンの『イマジン』(4位)、カーペンターズの『イエスタデイ・ワンス・モア』(6位)、サイモンの『明日に架ける橋』(7位)、ビリーの『オネスティ』(8位)、シカゴの『素直になれなくて』(26位)、イーグルスの『デスペラード』(26位)、エルトン・ジョンの『ユア・ソング』(26位)は、どれもピアノ伴奏が基調だ(特にイントロ)。ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンはピアノ・マンだから当然だろうし、カレン・カーペンターもピアノ伴奏の印象だ。しかし、基本はベースとギターだったポールとジョン、フォークのサイモン、ブラスのシカゴ、ロックのイーグルスがピアノ基調の曲にしたものが大ヒットし、日本人の心に長く残っているのである。

「項羽と劉邦」にはまる

2014.08.17

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・・・・・・・・・河辺啓二のTVドラマ論(6)

最近の毎日のお楽しみは、仕事の後の夜、その日の午後3時~に録画したBSフジの「項羽と劉邦」を観ることだ。一般的にはより人気の高い「三国志」も好きだが、中国古代ドラマの中で「項羽と劉邦」は一際楽しめる。まずは横山光輝の漫画から始まり、司馬遼太郎の文庫本、そして通信販売で購入したDVDとほとんど「制覇」したつもりだが、連続テレビドラマというのは初めてだ。
私がこの物語に惹かれるのは、いくつか理由がある。
①後に脚色された「三国志演義」と違い、概ね史実に基づいていること―司馬遷の「史記」によるからだろう―
②なにしろ「漢字」、「漢文」、「漢民族」等の言葉のもととなる「漢」、前漢・後漢を合わせると約4世紀も続いた「漢」の初代皇帝となる劉邦の物語であること
③その劉邦が庶民―農民出身であることがおもしろい。多くの中国王朝で農民出身の皇帝は、この劉邦と「明」の初代皇帝朱元璋だけだ。四国のド田舎の農家生まれの私だけに興味が沸く。
④「四面楚歌」など、有名な熟語を生み出している。「三顧の礼」「泣いて馬謖を斬る」「髀肉之嘆」など「三国志」の中にも多くの故事成語を認めるが、「項羽と劉邦」の中にも「四面楚歌」のほか「馬鹿」「左遷」「国士無双」「背水の陣」「虞美人草」など現代日本で用いられている言葉の語源が紹介されていて興味深い。
⑤時代が紀元前200年頃の話というのがすごい。「キゲンゼン」なのだ。こんな大昔に始皇帝が巨大な建築物をつくっていた事実に驚かざるを得ない。

さて、ドラマのキャストだが、中年男の劉邦、血気盛んな青年の項羽の役にそれぞれ似つかわしい中国や台湾の有名俳優が当たっている。すごいなと思うのは、上記の「虞美人草」の語源・虞美人―虞姫(ぐき)を演じる女優の美しさだ。絶世の美女、傾国、傾城(けいせい)というのはこういう女性のことだろう。史実でもこれくらい美しかったのだろう(大昔の美的感覚は、本当はわからないが)、英雄・項羽の心を掴むにふさわしい容貌だ。なお、劉邦の正妻・呂雉(りょち)役の女優も大変な美人だが、実際の呂雉の容貌はどうだったかわからない。中国史に詳しい人は知っているだろうが、この呂雉、皇帝に即位した夫・劉邦が亡くなった後、その愛人(戚夫人)にとんでもない仕打ちをしている。ここで述べるのはおぞまし過ぎるので割愛する。
ともあれ、このドラマ、男優はそんなに「イケメン」が出ていると思えないが、女優陣は美人が多いように思える。世界最大の人口を抱える中国だから、そのぶん美女も多いということか。
http://www.bsfuji.tv/kingswar/about/index.html

DEEPナイトのスペシャル版で再登場

2014.07.13

・・・・・・・・・河辺啓二のテレビ論(4)

~裏ネタワイド~DEEPナイト
辞めた今だから語れる“元○○”SP 
(テレビ東京)
 2014/7/10(木) 24:28~25:15(7/11(金)0:28~1:15)

4月~6月あたり放映されたものの中からのスペシャル版「総集編」といったところか。毎週4人出演しているから、3か月で40人くらいは登場しているだろう。その中から選ばれた8人の中に私が入るとは・・・。
その8人の元の職業とは、議員秘書、アイドル、麻薬Gメン、キャバ嬢、検事(←有名な弁護士)、保険調査員、「官僚」、プロ野球選手(有名人)。
まぁ、硬軟いろいろに「官僚」も入れてみようという趣旨かな。同じ時間で、いつも4人分のところが8人分となるのだから、当然1人当たりの時間は短くなる。私の場合、海外出張で税金使って毎晩ご馳走食べたことだけ放映されたものだ。
それにしても、今回は零時半頃からの放映。起きて観ている人ってどのくらいいるのだろう・・・。

漢検1級より先に語彙・読解力検定1級に受かってしまった

2014.07.12

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・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の勉強論(7)

漢検1級に受かって「検定三冠王」になってから、語彙・読解力検定1級に受かる予定であったが、後者の検定に先に受かってしまった。
6月15日(日)に語彙・読解力検定、22日(日)に漢検を受験した。語彙・読解力検定1級は、昨年やっと新設されたもので、その年受験したが玉砕した。なにしろ漢字以外の勉強はほとんどしていないので、「辞書語彙」は高得点とるものの、「新聞語彙」が難しかった。今回も、特に受験対策はせずに、漢字の勉強以外は、毎朝30分足らずの新聞読みという生活習慣のままで試験に突入した。
語彙・読解力検定の合格判定基準は、総合点だけでなく、各分野(「辞書語彙」「新聞語彙」「読解」)ですべて基準点を超えなければならない。今回は鬼門の「新聞語彙」で基準点を超えることができたのが勝因だろう。なぜかお得意のハズの「医療・生活」の点がひどかった・・・ご愛敬か。なにしろ、問題が回収されてしまうので、「復習」ができない。どんな問題だったかなぁ。
合格通知は、郵送で7月10日に届いた。奇しくも、その日は、朝日新聞とともに語彙・読解力検定を主催しているベネッセの顧客情報流出事件が大きく報道された日である。このことで、本検定の受検者が減るのではないかと懸念するものである。(せっかく1級取得したのでメジャーな検定試験になってほしいと思うのだが)

ネットの「悪」から子供を守るのは大人の役目

2014.06.28

・・・・・・・・・・・・・河辺啓二の社会論(15)

最近殺害された熊本の女子高校生は、ネット社会の犠牲者だと思う。もし、数十年前の社会に彼女が高校生だったら、絶対に殺されたりしなかっただろう。今回のような最悪の結末を迎えるほどでなくても、ネットがらみの犯罪や事件は、後を絶たない。
たしかに、パソコン、ケータイ、ネットは、私たちの生活を便利にしてくれたことは否めない。図書館に行かなくてもほとんどのことが瞬時にして調べられるし、メールの迅速性・保存性は手紙・電話をはるかに凌駕するものだ。
しかし、今回の悲しい事件は、このあまりに簡便性をもたらしたIT社会が負の側面を持つことの警鐘でもある。
ネットの中は、ある者にとっては莫大な情報という宝の山かもしれないが、闇の犯罪者たちが跋扈する魑魅魍魎の世界でもある。十歳代の子供たちにとって、このような危険性を孕む世界はまだ見ぬ世界だけに興味津々だろうし、彼らの情報の取捨選択の能力は未熟であることは否定できない。
昔のように、同じ学校の中か通学時の電車内くらいしか異性と知り合う機会のなかった時代と異なり、無限に近い人間と簡単に知り合いになってしまうネットは、若い生徒たちにとってエキサイティングなものであるに違いない。あの熊本の女高生だって、どこにでもいる真面目な普通の女の子ではなかっただろうか。そんな子でさえネットの魅力に引き込まれてしまったのだ。
保護者と学校は、ネットの功罪をよく斟酌し、負の側面を重要視し、未熟な子供たちが犯罪や事件に巻き込まれないよう、子供たちに厭わられようとも「楯」となるべきである。

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